院長便り

院長便り1

巣鴨山口内科・糖尿病内科クリニックの山口賢と申します。私は昨年の11月に、巣鴨で内科のクリニックを開院いたしました。患者様に愛される、信頼される医師を目指し、適切な医療を提供できるよう今後も精進してまいります。本文が皆様の健康維持に少しでもお役に立てれば幸いです。

私は、一般内科に加えて、糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病を専門にしております。新型コロナウィルスにかかった際に重症化しやすい基礎疾患として、呼吸疾患や心疾患に加えて、喫煙、高血圧、糖尿病、高度肥満など、生活習慣に関連する疾病が報告されております。生活習慣病をもった方には、糖尿病や高血圧の治療がうまく管理できている方や、コントロールが悪い方あるいは合併症が進んでいる方がいらっしゃいます。当然、これらの方々ではリスクが異なるはずです。しかしながら、例え、生活習慣病のコントロールができている方においても、コロナ感染には、十分気をつける必要があります。

皆様、日頃から体重管理を行っていらっしゃるでしょうか。体重管理は生活習慣病の管理に非常に重要ですし、意図しない体重変化は、心疾患、腎疾患、ホルモン疾患、あるいは、癌などの疾病が隠れている可能性がありますので、注意が必要です。私がお勧めするコロナ対策は、やはり、体重管理、適切な食生活、適度な運動を行う事です。日頃より、規則正しい食生活、適度な運動を行い、抵抗力をつける事が重要です。これにより、ウィルスに感染するリスク、重症化するリスクを、少しでも減少させる事が大事だと考えています。

新型コロナウィルスは極めて感染力が強く、特に高齢者の方々では重症化に注意すべきウィルスです。感染予防対策と、社会や経済とのバランスをとる状況はまだまだ続くでしょう。生活習慣病を含めた慢性疾患をお持ちの方は、その治療が疎かにならないよう十分気をつけていただければと思います。

質問1. どのような食生活がお勧めですか。
食事は1日3食とし、炭水化物、蛋白質、脂質をバランスよく摂取し、理想体重に近づける事が大切です。人によって代謝や筋肉量などが異なりますので、肥満のある方は、まずは、体重の3%程度の体重を低下させる事をお勧めします。急激な体重減少は、体力が低下し、抵抗力が減少する可能性がありますので、注意が必要です。減量のためには、間食を控えることが重要です。1日の中で空腹の時間をある程度持続させなければ、脂肪はなかなか燃焼されないのです。特に夜食は避けなければなりません。
質問2. 新型コロナウィルスの影響で運動できないのですが。
元来、理想的な運動療法は、年齢に応じた有酸素運動と適度な筋力トレーニングを組み合わせることです。運動療法の目的は、カロリーを消費する事と考えてはいないでしょうか。確かにこれも重要な運動療法の目的の一つです。しかしながら、特に、運動量が制限される高齢者の方々は、運動で消費できるカロリーは多くありません。運動療法の最大の目的は、心肺機能や筋力の維持、インスリン抵抗性の改善など、慢性的な効果を得ることなのです。ですから、消費カロリーは少なくても、家の中で片付けをする、あるいは、簡単な体操や軽いスクワットなどの筋力トレーニングを行う、なども立派な運動療法になるのです。

〒170-0002東京都豊島区巣鴨1-20-10 宝生第一ビル3階

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院長
山口 賢
診療科目
内科・糖尿病内科
診療時間 日・祝
9:00-13:00
15:30-18:30

最終受付時間:午前12:30